不妊治療で最初にイメージするのが人工受精だと思います。
この人工受精とは精子をカテーテルと言う管を利用して、直接子宮に注入する方法のことを言います。
人工受精は子宮頸管に異常がある場合や夫の精子に異常があって自然妊娠できない場合に行われます。
直接、子宮に精子を送り込むので妊娠率は上昇しますが、医療行為のため費用がかかります。
その費用についてですが、受診費用と言うのはあらかじめ価格が決まっていますが、この人工授精については自由診療なので病院側の決めた価格で治療を受けられます。
具体的な費用は病院によって異なりますが5,000円から2万円と言われています。
ただこの人工授精の成功率は100%ではありません。
およそ7%〜9%と言われていて、失敗すれば再び行なわなければいけません。
当然ながら費用も重なります。
不妊治療で人工受精と同じぐらい有名なのが体外受精です。
人工授精が精子を直接子宮に挿入する方法に対して、体外受精はあらかじめ受精卵を作り、それを子宮内に挿入する方法です。
成功率については20%ほどです。
数回人工授精を挑戦したけれど成功しなかったケースが次の段階として体外受精を行います。
費用については人工受精と同様に自由診療であるため、病院側が費用を決めます。
およそ30万円〜50万円と言われています。
この体外受精も人工受精と同様に成功率は100%ではありません。
ですので1回で成功しなければ、再びお金を払って体外受精をしなければなりません。
体外受精の場合は高額であるため、途中で妊娠を諦めてしまう夫婦もいます。
なぜ保険が効かないかと言うと、人工授精も体外受精も病気では無いからです。
人工授精も体外受精もお金がかかるのに100%成功するわけではありません。
せっかくお金を払っているのに、成功しないのは何故でしょうか?
本来妊娠というのは夫婦間で性行為を行い自然に妊娠することが望ましいです。子供ができないしかし自然妊娠しない夫婦が不妊治療を行います。
自然妊娠しない原因として夫婦の年齢が関係あります。
人間の体は年齢を重ねていくと衰えていきますが、これは生殖器官にも同じことが言えます。
実際に年齢が高ければ高いほど妊娠率が低くなっていきます。
不妊治療はあくまでも妊娠の手助けであって、もともとの精子と卵子の質が低ければ妊娠することはできません。
せっかく高いお金を払って不妊治療を受けるのならば、成功させたいですね。
そのためには卵子と精子の質を高める必要があります。
この卵子と精子の質を高めるには、栄養など普段の生活を改善しなければなりません。